番外編

(40代)転職活動の書類選考を突破できる職務経歴書の書き方

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本記事では、職務経歴書の作成に際して私が工夫したことをご紹介したいと思います。

私は40代前半のときに転職活動を開始し、3か月間で内定を2つもらって転職先を決めました。

10社に応募し、そのうち7社の書類選考を通過しています。

これから職務経歴書を書かれる方や、内容の改善を検討されている方の参考になれば幸いです。

職務経歴書作成の流れと工夫点

(1)テンプレート選び
職務経歴書が採用側にとって見やすいことはとても重要だと思います。インターネット上では色々な無料テンプレートが提供されていますし、転職エージェントと面談したらテンプレートを頂けることもありましたが、私はリクルートエージェントが無料で提供している職種別のテンプレートを利用しました。大手のテンプレートなので無難であろうということと、おそらく採用側も見慣れた形式で見やすいだろうと思ったことが主な理由です。なるべくオーソドックスで見やすいものが良いと思います。

(2)異動情報(異動の時期、部署名、役職)と、各部署での職務内容および成果を書き出す
異動情報については単なる事実の確認なので淡々と書き出します。職務内容と成果の書き方は応募先ポジションの職務内容によっても調整が必要ですが、最初の段階ではとりあえず思いついたことを箇条書きで記載しました。業務で使っていた専門ツールの名称や、数字で表せる成果はなるべく数字を使って客観的にわかるように心がけました。

(3)これまで現職で評価されてきたことがわかる事実を書き出したうえで、上記(2)の記載をアップデートする
応募者の業務遂行能力を面接のみで判断することは難しいため、採用側としてみれば、応募者が現職でどのくらい評価されているのかは気になるはずです。そこで、「あなたは現職でも評価されていたのですね」と思ってもらえそうな情報は職務経歴書に漏れなく記載しておくことが重要です。
例えば、社内/社外で表彰されたこと、業界団体の委員として派遣されたこと、自分が関わった取り組みが社内報で紹介されたこと、海外駐在/留学/出張経験、業界で名の知れた取り組みや政策に関係する業務をしていたこと、マネージメントや組織運営にかかわる業務に関わらせてもらっていたこと、お金がかかるor人数制限がある研修に社費で参加させてもらっていたこと、といったことを挙げるとよいと思います。
そうして挙げた内容が、もし上記(2)の職務内容や成果に記載されていなければ、追記することでアピール力の向上につながります。ただし、上記のようなことをあまり強調するとそれにすがっている感じもするので、事実として淡々と記載するくらいが良いと思います。

(4)職務要約を記載する
職務経歴書の冒頭に職務要約を記載します。いつどこに入社して、どのような業務をしてきたかを簡潔に記載します。私の場合は、特に重要なアピールポイントとして、海外駐在をしていたことと管理職になったことの2つを記載しました。文字数は200文字弱、4行で記載しました

(5)活かせる経験・知識・技術
今までやってきたことを一般的な表現で箇条書きにしました。「活かせる」と書いている以上、応募先のポジションと関係のない経験や知識を書くとマイナスポイントだと思うので、少なくともここは応募先ごとにカスタマイズしたほうが良いと思います。

(6)資格、語学力、PCスキル、使用可能ツール
資格について、応募先ポジションとは直接的な関係はありませんが、運転免許などの資格を持っていることも一応、記載しました。語学力はTOEICの点数と英検と、業務における英語の使用年数と用途を記載しました。PCスキルはどこまで書くか悩ましいところですが、microsoft officeの各アプリケーションについてできることを箇条書きで書いておきました(エクセルならピボットテーブルや関数が使える等、ワードなら校閲機能や段組みが使える等)。自分にとっては当たり前と思うPCスキルであっても、どの程度のレベルなのかがわかるように記載しておくのが良いと思います。使用可能ツールについては、細かい情報はマニアックすぎてあまり求められていない気がしたため、ツール名のみ記載しました。

(7)自己PR
実務経験や成果についてはすでに記載済みなので、自己PRの欄には性格面の長所や熱意、入社したらやりたいこと等を記載しました。

(8)その他
現職の会社情報(従業員数、業種等)や日付などはテンプレートに従って入力しました。

全体のボリューム感や記載の順序について

職務経歴書は全部で4ページになりました。転職本やインターネット上の情報では「職務経歴書は多くて2ページまでにすべし」とか「採用担当者は職務経歴書を10秒しか読まない」などと言われていることもありますが、私は4ページの職務経歴書で7割の書類選考を通過しました。2ページ内に収めたいがために過去の表彰歴や部下の指導経験の記載をカットしてしまうのは勿体ないと思いますので、職務経歴書のページ数はあまり意識しすぎず、あくまでも必要なことを必要な分だけ記載すること、読み手にとってわかりやすく書くことを心がけることが大事だと思います。

経歴の記載順序については、時系列順(古い経歴から先に書く方式)と逆時系列順(新しい経歴から先に書く方式)とキャリア方式(時系列にとらわれず職務経験でまとめる方式)の3パターンがあると思います。私は転職経験がなく、現職の中でも割と一貫したキャリアを積んできたのでキャリア方式は除外しました。そして、時系列順と逆時系列順の両パターンで職務経歴書を書いて見比べた結果、逆時系列順のほうが良いという結論に至りました。職務経歴書を書いたばかりの頃は逆時系列順に気持ち悪さと読みにくさを感じていましたが、何度も見ているうちに慣れて、見やすくなっていきました。一般的に、職務経験が長い人は逆時系列順が良いと言われていますし、今、どういう立場でどういうことをしているのが採用担当者にとって重要だと思いますので、40代の転職で、かつ転職回数が0~1回くらいであれば基本的には逆時系列順が良いと思います。

応募先ごとに職務経歴書を変える

大手の転職サービスを利用する場合、応募先ごとに提出する職務経歴書を変えるようなシステムにはなっていません。システムに登録できる職務経歴書は1つですので、同じ日に10社に応募ボタンを押した場合、基本的にはその10社に同じ職務経歴書が提出されます。同じような職種に応募する場合は同じ職務経歴書が送られても良いかもしれないですが、違う職種に応募する場合はアピールしたい経歴が異なる場合も多くあると思います。

例えば、メーカーで製品開発の業務をやっていた方が、別のメーカーの製品開発のポジションとコンサルティング会社のコンサルタント業務に応募する場合、前者のポジションについては製品開発の経験や技術力が直接的なアピールポイントになりそうですが、後者のポジションに応募する場合は技術力よりも業務改善の経験とか、製品開発を俯瞰的にみたことがわかる経験をアピールしたほうが良い印象を与えるかもしれません。応募先ごとにどのような人物や経験が求められているのかを想像したうえで、応募先によって異なる職務経歴書を提出するか検討する必要があります。

もし応募先によって異なる職務経歴書を提出したい場合には、キャリアアドバイザーに相談するなり、応募先によって異なる転職サービスを使うなりして、異なる職務経歴書が提出されるように手配することが肝要です。

まとめ

以上、職務経歴書の作成に際して私が工夫した点を紹介しました。40代にもなると色々な業務経験を積んでおり、それらを単純に整理するだけでも時間がかかりますし、何をどこまで職務経歴書に記載したらよいかも悩ましいところですが、応募先が欲しているであろう情報をわかりやすくまとめるということを基本として押さえておけば、少なくとも書類のまとめ方が原因で落とされるようなことはないと思います。

職務経歴書の作成は、キャリアの棚卸しにも役立つので、じっくり時間をかけて取り組んでみるのが良いと思います。

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