Zoomを使ったリモート形式の面談で、E氏はおそらく50歳くらいのベテラン女性でした。
まず最初に、私のこれまでの業務内容や業績について詳しく聞かれました。私には転職経験は無いものの、現職の会社で何度か異動しているので、配属部署の1つ1つについて、どのような仕事をして、何を学び、どのような成果をあげてきたのか、といったことを聞かれました。特に海外駐在中のことは詳しく聞かれました。海外駐在中に苦労したことや学んだことについて、まだ人に説明できるようなレベルの整理はできていなかったため、とっさに思い出したエピソードを話したところ、「つまりひろすけさんがご苦労されたのは、会社のルールが未整備の環境において関係部門の協力を引き出したことですね。そしてそれによって日本の親会社と同水準の品質を達成できたことが成果ということになりますか」といった感じで、より一般的な表現に言い換えたり、別の角度から表現してくれたのが良かったです。キャリアアドバイザーE氏の話を聞きながら、(なるほど、そういう言い方もできるな…)と思うことも多々あり、自身のキャリアを表現する際の助けとなりました。職務経歴書の作成や面接対策等にも活かせると思います。
その後、転職活動の一般的なスケジュールについて教えてもらいました。応募から内定までの期間については今まで聞いたことがありましたが、内定をとってからの期間については私にとっては新しい情報でした。E氏によると、一般的には内定から1週間内くらいで内定を受諾するかどうかの返答を求められるとのことです。理由を伝えれば1週間くらいは延ばしてもらえることも多いらしいですが、長くても2週間くらいで回答しなければならないと考えて転職活動をする必要がありそうです。
会社によって書類選考にかかる期間や面接回数も異なることに加え、ほかに有望な応募者がいる場合は私の選考が一時的に保留されたりすることもあるそうなので、複数の会社から同じような時期に内定がもらえるようにスケジュールを組むのは相当難しそうです。また、一般的には内定を受諾してから2か月くらいで入社を求められるとのこと。これも理由を伝えれば3か月くらいまでは延ばしてもらえそうですが、4か月以上は難しそうな印象でした。スケジュール調整については、E氏が私の希望を聞きながら積極的にサポートしてくれるということなので、頼りにしたいと思います。
なるほど、参考になるなぁ…と思う情報をいろいろ教えていただきました。
一方、気になる点もいくつかありました。
1つは、「転職成功者はちょっと話を聞いてみたいというくらいでも応募ボタンを押す人です。書類選考の通過率は一般的に10~20%くらいなので、とりあえず10社くらい応募してみてください。そしてその結果が見えてきたところでまた10社ずつくらい応募していけばよいです」と言われたことです。応募社数を決めて活動するのは何だか違う気がしました。ちょっと話を聞いてみたいくらいの気持ちで応募ボタンを押すのは、求人側に対しても失礼ですし、少なくとも現職との比較において、もし内定をもらえたらぜひ受諾したいと思える会社に応募ボタンを押すべきかなと思いました。
また、「〇〇〇(化学系企業のポジション)に応募してみるのはいかが?」と言われたので「私の経歴や専門性を考えると化学系のポジションは難しい気がします」と返答したところ「そうとは限らないですよ。自分で書類選考しないで興味は広く持ったほうがいいですよ」と言われました。「背中を押してもらえた」と受け取る人もいれば、「余計なお世話だ」と感じる人もいると思いますが、当時の私はどちらかというと後者寄りの受け取り方をしてしまいました。もっとはっきりと「化学系に転職できても前職の知識をほとんど活かせず、転職後の学習コストが高すぎると思われるので受けるつもりはない」と言ったほうがよかったかもしれません。
最後に、「応募書類はできるだけ早く作成したほうが良いです。これから1週間くらいで職務経歴書を完成させられますか。明日は祝日ですよね。明日は作業できますか」と言われ、違和感を覚えました。基本的に現職と家庭を優先していることもあり、転職活動に関する作業の期限日や作業日を誰かと約束するつもりはありません。転職活動は自分のためにやっていることであり、やりたいときに、やりたい分だけやればいいよなと思いつつ「まぁ、できるだけ頑張ります」とだけ曖昧に答えました。キャリアカウンセラーにリードしてもらったほうが頑張れるという人もいると思いますし、そこまで気にしてないです。
以上の通り、気になる点はいくつかあったものの、自分の考えに合わないところはその旨を明示的ないし黙示的に示せば、それ以降は同じようなことを言われなかったので、私としてはやりやすかったです。
ちなみに、キャリアアドバイザーが合わないと思った場合は変更を依頼することもできるそうです。キャリアアドバイザーの上司の方からフォローアップのメールが来たり、E氏のサポートに対する満足度のアンケートが来たりするので、気になる点があれば間接的に伝えることができる点もよいと思いました。
私は引き続き、E氏と一緒に転職活動をしていくつもりです。